弊社のアプリと設定を使用するには、まずExpressVPNアカウントに登録してください。
このチュートリアルでは、Linux対応ExpressVPNアプリの設定方法を紹介します。
ExpressVPNは次のLinuxオペレーティングシステムに対応しています。
- Ubuntu:20.04以上
- Debian:10以上
- Fedora:37以上
- Arch:最新ローリングリリース
- Raspberry Pi (armhf):Pi OS 10以上
- Mint:Linux Mint 20以上
ExpressVPN Linuxアプリをグラフィックユーザーインターフェース (GUI) でコントロールしたい場合には、ChromeおよびFirefoxのExpressVPNブラウザ拡張機能をご利用ください。アプリの設定後にブラウザ拡張機能をインストールしてください。
手動設定をご希望の場合には、OpenVPN(Terminal経由)またはOpenVPN(Ubuntuネットワークマネジャー経由)向けの手動設定のインストラクションをご覧ください。
動画をご希望ですか?埋め込み式のクリップでフォローするか、こちらのYouTubeで動画を見ることができます。
目次
インストーラーをダウンロード
アプリをインストールして有効化
VPNサーバーロケーションへの接続
VPNサーバーロケーションから切断
他のVPNサーバーロケーションの選択
別のVPNプロトコルへの切り替え
広告、トラッカー、悪意あるサイトをブロック
アプリマニュアルを開く
自動完了機能の使用
自動接続機能の使用
ExpressVPNブラウザ拡張機能の使用
アプリのアンインストール
接続のトラブルシューティング
インストーラーをダウンロード
ExpressVPN設定ページを開きます。プロンプトが表示されたら、ExpressVPN資格情報を入力してサインインをクリックします。
メールで送られてきた認証コードを入力します。
右側で、お使いのLinuxオペレーティングシステムを選択します。
注意:DebianおよびMintユーザーはUbuntuを選択してください。どのUbuntuまたはFedoraのオペレーティングシステムを使用しているかは調べることができます。Terminalを開き下記を入力します。
uname -m
または
arch
「64」(例えば、「x86_64」)が表示されたら、64-bit Linuxディストリビューションを使用しています。この場合には、64-bitインストーラーをダウンロードしてください。
ダウンロードをクリックします。
ファイルを保存をクリックして、OKをクリックします。
このブラウザ画面は開いたままにしておきます。後の設定でアクティベーションコードが必要になります。
オプション:PGPキーのダウンロードと署名の検証についてご確認ください。
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
アプリをインストールして有効化
アプリをインストール
注意:GUIから直接アプリをインストールできない場合には、コマンドラインを使ってインストールできます。
ダウンロードフォルダーに移動します。先にダウンロードしたインストーラーファイルを探して右クリックします。他のアプリケーションで開く > ソフトウェアインストール > 選択をクリックします。
インストールをクリックします。
パスワードを入力し、認証をクリックします。
すぐにインストールが始まります。
インストールが完了したら、Terminalに移動します。
Terminal画面で、以下のコマンドを実行します。
expressvpn
アプリのコマンドラインでのインストール
Terminal画面で、以下のコマンドを実行します。
cd ~/Downloads/
お使いのディストリビューションに応じて、以下のコマンドのいずれかを実行します。
Ubuntu / Debian / Mint:
sudo dpkg -i [installer filename]
Fedora:
sudo dnf install [installer filename]
Arch:
sudo pacman -U [installer filename]
ユーザーパスワードを入力して、ファイルをインストールします。
Archの場合は、yを入力してインストールを進めます。
アプリの有効化
新しいTerminalを開いて、以下のコマンドを実行します。
expressvpn activate
先ほど確認したアクティベーションコードを貼り付けます。コードは画面に表示されません。Enterを押してください。
匿名化された診断レポートを共有することで、ExpressVPNの改善に役立てることができます。承諾する場合はYを、拒否する場合はnを入力してください。
今後、ExpressVPNへの診断結果の送信を拒否したい場合は、次のコマンドを実行してください。
expressvpn preferences set send_diagnostics false
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VPNサーバーロケーションへの接続
Terminal画面で、以下のコマンドを実行します。
expressvpn connect
初めて接続する場合、ExpressVPNはスマートロケーション機能を使って、速度や近さなどの要素を考慮しておすすめのサーバーロケーションを選択します。
初めての接続でない場合、ExpressVPNは直近に接続したサーバーの場所に接続します。
接続に成功すると、「接続中…」というメッセージが緑色で表示されます。
デフォルトでは、ExpressVPNが接続されていることを示す通知が表示されます。
注意:プラットフォームに関係なくExpressVPNのサブスクリプションひとつで、最大8台のデバイスで同時にVPN接続できます。9台以上のデバイスを同時に使用しようとすると、以下の画面が表示されます。
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
VPNサーバーロケーションから切断
サーバーロケーションから切断するには、以下のコマンドを実行します。
expressvpn disconnect
ExpressVPNは接続しているサーバーから切断します。
デフォルトでは、ExpressVPNが切断されたことを示す通知が表示されます。
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
他のVPNサーバーロケーションへの接続
おすすめの接続先ロケーションリストを表示するには、Terminalで以下のコマンドを入力します。
expressvpn list
デフォルトでは、ExpressVPNは、スマートロケーションと呼ばれる機能で、最も最適な体験を提供するロケーションをリストの一番上に提案します。
利用可能なすべてのロケーションのリストを表示するには、次を入力してください。
expressvpn list all
特定のVPNサーバーロケーションへの接続
特定のVPNサーバーロケーションに接続するには、次のように入力してください。
expressvpn connect [LOCATION]
または
expressvpn connect [ALIAS]
例えば、[米国 – ニューヨーク]に接続するには、次のように入力します。
expressvpn connect "USA - New York"
または
expressvpn connect usny
スマートロケーションへの接続
スマートロケーションに接続するには、次のように入力します。
expressvpn connect smart
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
別のVPNプロトコルへの切り替え
VPNプロトコルは、お使いのデバイスがVPNサーバーに接続する方法です。ExpressVPNでは、最適な体験のためには、自動プロトコルオプションの使用をおすすめします。これはデフォルトで選択されており、お使いのネットワークに最も適したプロトコルを自動で選択します。
別のプロトコルに変更することで、接続速度が速くなる場合もあります。
Lightway – TCPに切り替えるには、以下のコマンドを実行します。
expressvpn protocol lightway_tcp
Lightway – UDPに切り替えるには、以下のコマンドを実行します。
expressvpn protocol lightway_udp
OpenVPN – TCPに切り替えるには、以下のコマンドを実行します。
expressvpn protocol tcp
OpenVPN – UDPに切り替えるには、以下のコマンドを実行します。
expressvpn protocol udp
自動オプションを使用するには、以下のコマンドを実行します。
expressvpn protocol auto
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
広告、トラッカー、悪意あるサイトをブロック
オンライン経験をカスタマイズして、企業がユーザーに関して知ることについてコントロールを取り戻しましょう。ExpressVPNアプリ内部から広告、トラッカー、悪意あるサイト、アダルトコンテンツをブロックできます。
利用する多くのアプリやウェブサイトが、ユーザー活動を記録し、トラッカー、詐欺、マルウェアサイトなどの第三者企業と共有しています。この情報は、多くの場合には許可や通知なく、ユーザーにより多くのターゲット広告やコンテンツを提供するのに使われます。
これらの高度な保護機能は、デバイス上で利用するすべてのアプリやウェブサイトが、弊社のオープンソースブロックリストにある第三者企業との通信をできないようにします。
高度な保護機能は、デフォルトでは無効です。同時にすべての高度な保護機能を有効にする方法:
- ターミナルウィンドウを開きます
- 確実にVPNに接続し、自動またはLightwayプロトコルを使用します
- 高度な保護機能を有効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_all true
無効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_all off
- Enterキーを押して確認します
高度な保護機能をそれぞれ有効/無効にすることも可能です。
トラッカーのブロック
- ターミナルウィンドウを開きます
- 確実にVPNに接続し、自動またはLightwayプロトコルを使用します
- トラッカーを有効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_trackers true
無効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_trackers off
- Enterキーを押して確認します
悪意あるサイトのブロック
- ターミナルウィンドウを開きます
- 確実にVPNに接続し、自動またはLightwayプロトコルを使用します
- 悪意あるサイトをブロックする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_malicious true
無効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_malicious off
- Enterキーを押して確認します
広告のブロック
- ターミナルウィンドウを開きます
- 確実にVPNに接続し、自動またはLightwayプロトコルを使用します
- 広告ブロッカーを有効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_ads true
無効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_ads off
- Enterキーを押して確認します
アダルトサイトのブロック
- ターミナルウィンドウを開きます
- 確実にVPNに接続し、自動またはLightwayプロトコルを使用します
- アダルトサイトをブロックする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_adult true
無効にする場合は、以下のコマンドを入力します
expressvpn preferences set block_adult off
- Enterキーを押して確認します
ExpressVPNの高度な保護機能に関する詳細をお読みください。
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
アプリマニュアルを開く
アプリ機能の全リストを表示するには、以下のコマンドを実行します。
man expressvpn
様々なコマンド一覧が表示されます。
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
自動完了機能の使用
コマンド入力後、Tabキーを2回押すと、利用可能なオプションの全リストが表示されます。
例えば、
expressvpn protocol
と入力し、Tabキーを2回押すと、利用可能なプロトコルの全リストが表示されます。
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
自動接続機能の使用
ExpressVPNアプリの起動時に、最後に接続したロケーションに自動的に接続するように設定するには、次のように入力します。
expressvpn autoconnect true
自動接続が有効になったことを知らせるメッセージが表示されます。
初めての接続の場合、ExpressVPNはスマートロケーションを使って接続します。
この機能を無効化するには、以下のコマンドを実行します。
expressvpn autoconnect false
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
ExpressVPNブラウザ拡張機能の使用
ExpressVPN Linuxアプリをグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)で操作したい場合は、ChromeやFirefox版ExpressVPNブラウザ拡張機能で操作することができます。
注意:ブラウザ拡張機能を使うには、ExpressVPN Linuxアプリ(Version 2.0またはそれ以降)をダウンロードして有効化してください。
ExpressVPNブラウザ拡張機能を入手するには、以下のコマンドのいずれかを実行します。
expressvpn install-firefox-extension
expressvpn install-chrome-extension
ExpressVPN ブラウザ拡張機能のダウンロードページが表示されます。拡張機能をインストールをクリックします。
ExpressVPNブラウザ拡張機能に関する詳細はこちらをご覧ください。
Ubuntuソフトウェアセンターからブラウザをインストールした場合
Ubuntuソフトウェアセンターからウェブブラウザをインストールした場合、ExpressVPNブラウザ拡張機能がExpressVPN Linuxアプリと通信できないことがあります。この問題を解決するには、以下のことを行ってください。
- ブラウザ設定とブックマークに戻る。
- Ubuntuソフトウェアセンターを開き、ブラウザをアンインストールする。
- Terminalを開く。
$ sudo apt update
と入力する。- お使いのブラウザに応じて、
$ sudo apt install chromium-browser
または、$ sudo apt install firefox
と入力する。 $ chromium-browser
または$ firefox
と入力してブラウザを開く。expressvpn install-firefox-extension
または、expressvpn install-chrome-extension
と入力して、ExpressVPNブラウザ拡張機能を取得する。
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
アプリのアンインストール
ExpressVPNアプリをアンインストールするには、以下のコマンドを実行します。
Ubuntu / Debian / Mint:
sudo dpkg -r expressvpn
Fedora:
sudo dnf remove expressvpn
Arch:
pacman -R expressvpn
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。
接続のトラブルシューティング
アプリに問題がある場合は、以下のトラブルシューティングの手順に従ってください。
- 最新バージョンのLinux版ExpressVPNアプリをダウンロード
- 別のVPNサーバーロケーションに接続
- VPNプロトコルを変更
- コンピュータを再起動し、Linux版ExpressVPNアプリを再起動
ヘルプが必要ですか?ExpressVPNサポートチームに問い合わせを行い、迅速なサポートを受けましょう。